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小説:夢枕獏の「神々の山嶺」を読みました

最近寒くて誰も遊んでくれないので、読書に精を出していました。

ふと手に取って読んだのが登山小説でした。



夢枕獏の「神々の山嶺」。



アタリでした。ぐいぐい読んでしまった。

長編小説でしたが、引き込まれて一気に読んでしまいました。

上下2巻に分かれているのですが、本屋で上下セットで買っておいた自分の選択を思わず褒めたくなるほど笑



主人公がネパールで伝説の登山家・羽生と出会い、日本で消息不明となっている彼の人生というものに興味を抱いてどんな人生を送り、どんな山に登攀した登山家だったのか、彼に関わった人にインタビューをして辿っていくパートが大半。



どんな人生を送っていたのだろう?とがーっと読み進めました。

当然、モデルはいるものの羽生は架空の人物なのですが、その人生には惹かれるものがありました。



愛想なく、他人の気持ちを慮ることもできず、どこへいっても馴染めない男が唯一人から褒めてもらえること、それが山に登ること。

山登りを楽しいと思う気持ちは一つもなく、自分の存在意義を見出すため、

命がけの登攀を繰り返した逸話は、ちょっと胸が締め付けられます。



ただ、こんな方が隣にいても絶対共感できないとは思いますが。



映画化もされたみたいですね!羽生は阿部寛が演じたとか。

羽生はネパールに馴染んでいるという設定だったので、ぴったりだと思いました笑